「美容師を辞めたい」のは 甘えじゃない理由を元美容師が語る

こんにちは、サトシです!
僕は約6年間美容師を続け、スタイリストデビューも果たしました。
しかし今は、美容師から離れ全く違う仕事をしています。
美容師を辞めたことに後悔もありませんし、辞めて良かったと思っています。
なんなら、もっと早く辞めていれば良かったなと思っているくらいです笑

美容師時代の6年間は、何度も辞めようと考えました。
しかし、やりがいや、専門学校を出させてくれた親のことを考えると、なかなか辞める決心がつかず、結局ズルズルと続けてしまいました。

専門学校の友達たちは、一生懸命頑張っているのに、自分は辞めたいと思っている…。
まだ、1〜2年しかやってないのに、辞めたいなんて考えが甘いのかな…?

こう思ったのも1度や2度ではありません。

やっとの思いで相談しても、

「社会に出るって大変な事多いんだから、考えが甘いよ」
「いつまで学生気分でいるの?お金を稼ぐって簡単な事じゃないんだから、辛い思いぐらいみんなしてるよ」

と言われたり。

確かに周りにいる先輩や同期たちはその環境で頑張っているので、自分の考えが甘いのかもと考えてしまうのは無理もありません。

しかし、「美容師を辞めたい」と思うことは決して甘えではありません。

人には向き不向きもありますし、育った環境なども違います。「辛い」と感じるレベルもそれぞれです。
毎日の長時間労働に薄給、休みの少なさでも耐えられるほどやりがいを感じる人もいるでしょう。
でも、やりがいよりも現状が辛すぎると感じる人もいます。

「甘えかもしれない…」と自分を責めるよりも、なぜ辞めたいと思うのか 冷静に考えてみましょう。

  • 体力的にキツすぎる
  • 将来が不安(給料、労働環境)
  • 本当にやりたい仕事ではなかった

もしこれらに当てはまるなら、それはただのワガママや逃げではなく、自分の人生としっかり向き合うための選択 なんじゃないでしょうか?

美容師を辞めたいと思うのは甘えではない理由

美容師は想像以上に過酷な仕事
辞めることで人生の選択肢が増える
すでに頑張りすぎている可能性が高い

この記事ではこの3点について僕の考えをお話しします。

目次

美容師を辞めたいと思うのは甘えじゃない理由

美容師は想像以上に過酷な仕事

美容師の仕事が華やかに見えて、美容師を目指した人も少なくないでしょう。
僕も最初に美容師を目指すきっかけになったのは、「髪を切ってる姿がかっこいい」と思ったからでした。
実際に目指すと決めてからは、美容師は大変な仕事だと周りに言われたりしましたが、

立ち仕事が辛かったり練習で夜遅くなるからでしょ?とか
仕事は大変なものだから。とか思っていました。

基本的には間違った認識ではなかったのですが、現実は想像を絶する辛さでした。

毎日朝から晩まで動きっぱなし。立ち仕事なので座る事も出来ませんし、サイドシャンプーだったので、ずっと中腰。(バックシャンプーで座ってするところも増えてきましたが)
休憩もろく入れず、疲労困憊のなか日が変わる時間まで練習。
休みも一般企業と言われるところより少ないのに、給料は薄給。

社会人になって一人暮らしを始めて、自分のお給料の範囲で生活しなければならず、お金がないことがこんなにも精神的に苦しくなることを知りました。

美容師は想像していたより、体力的にも経済的にも精神的にも本当に過酷な仕事だと思います。

辞めることで人生の選択肢が増える

学生時代、「部活動を辞めるのは逃げや甘え」という風潮がありませんでしたか?
学生から、美容師という社会人になったあとも、この感覚が続くことがあります。
ですが、美容師になろうと決めるまでに生きた時間は高々18年とかです。この先の人生の方が明らかに長いです。
まだ、社会にも出たことのない18年で決めた職業をずっと続けていかなければならないなんて、おかしいと思いませんか?
その18年で自分の天職に出会える人も中にはいるでしょう。ですが、大抵の人はなかなか見つけられません。
1つの事をやり続ける事が美徳というように語られる事もあると思います。その一面は否定しません。
ですが、自分には合わない。ちょっと違ったかもと感じたなら、軌道修正していいと思います。むしろすべきです。
美容師だけが職業ではありません。接客業、営業職、事務職、エンジニアなど世の中にはいくらでも仕事はあります。
その中から、まずは自分の興味関心がある分野を調べてみると、この先の人生の選択肢が増えると思います。

すでに頑張りすぎている可能性が高い

僕は美容師を辞めたいと悩みながらも続けている人は、一生懸命頑張っていると思います。自分の身体や心・精神を消耗しながらも、お客様の前では笑顔を絶やさずにいる。
今、個人事業主として働いていて思いますが、仕事は辛いキツいだけではありません。もっと楽しい嬉しい事と思える仕事は必ずあります。
辛いキツいと感じてる美容師でも頑張ってこれたなら、次の仕事はもっと楽しい嬉しいと思うことが出来ると思います。

それでも「甘えかも」と思ってしまうときの対処法

自分の気持ちを整理する方法(ノートに書き出す、誰かに相談するなど)

自分の気持ちと向き合うというのは大事なことです。美容師の何が嫌なのか、現状をどう変えたいのか、何が自分に取って幸せなのかを知るということは自分との対話です。
自分の事を深く理解することで、これからの未来の事を明るい気持ちで考えられるようになるはずです。

辞める前に「試しに転職活動をしてみる」のもアリ。


僕が尊敬する人がよくいうのは、「転職にはリスクもあるけど、転職活動はノーリリスク」だと。本当にそう思います。
もし、転職活動をしていて、採用をもらったとしても、最終的には自分で決めることができます。受かったかと言って絶対その企業に就職しなければならない訳ではないので、軽い気持ちで転職活動をスタートさせるのもアリです!

まとめ

美容師を辞めたいと思うのは、決して甘えではありません。

美容師は想像以上に過酷な仕事
辞めることで人生の選択肢が広がる
すでに頑張りすぎている可能性が高い

あなたが「辞めたい」と思う理由には、必ず何かしらの原因があります。その気持ちを無理に押し殺すのではなく、一度しっかり向き合ってみましょう。

もし迷っているなら、まずは 自分の気持ちを整理する ことが大切です。ノートに書き出したり、信頼できる人に相談したりするだけでも、考えが整理されるかもしれません。

また、「試しに転職活動をしてみる」のも一つの手です。実際に行動してみると、意外な発見や新しい道が見えてくることもあります。

あなたの人生はあなたのもの。無理をして心や体を壊してしまう前に、少しでも良い方向に進めるよう、一歩踏み出してみてくださいね。

最後までお読みいただきありがとうございました。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次