こんにちは、サトシです!
「美容師を辞めたいけど、後悔しないかな…?」
こんな風に悩んでいませんか?
僕は6年間美容師を経験し、サラリーマンも経験し現在は個人事業主として働いていますが、
結論から言うと 「美容師を辞めて後悔してません!!」
だって、美容師の時って低収入だし、拘束時間めっちゃ長いし、休みも少ないしやりがいはあるけど自分の時間はないし。と挙げだしたらきりがないほど愚痴が出ちゃいます。笑
実際にどんなメリットとデメリットを感じたのか紹介していきます!!
【僕が感じる美容師を辞めて実感したメリット】
・自由に使えるお金が増えた!
・休みが増えてプライベートが充実した!
・手荒れがなくなった!
・福利厚生って素晴らしい!
・転職しても美容師経験って意外と活かせる!
【デメリット】
・「美容師ならではのやりがい」が恋しくなる
・転職しても最初はゼロからになる
・「手に職」がなくなる不安
・すぐに転職先が見つかるとは限らない
ぜひ読んでいただいて、自分なりの美容師を辞めた時のリスクとリターンを考えていただき、行動に移していただけたら嬉しいです!
美容師を辞めたメリット|やめてよかったと感じたこと
① 自由に使えるお金が増えた
美容師の時の手取りは約14万円ほどでしたが、転職してからの手取りは約20万円ほどにあがりました。
「いやいや、美容師でももっともらってるよ?」
「大きくは違わないけど、それよりはもらってるかな。」
と言う人も中にはいるでしょう。
まずはこちらの表を御覧ください。
業種 | 平均年収 |
美容師 | 約275~300万円 |
不動産業界(ディベロッパー) | 511万円 |
不動産金融 | 500万円 |
ゼネコン・サブコン | 475万円 |
営業系 | 395万円 |
技術系(IT/通信) | 389万円 |
技術系(電気/電子/機械) | 385万円 |
金融系専門職 | 382万円 |
技術系(建築/土木) | 380万円 |
技術系(メディカル/化学/食品) | 354万円 |
クリエイティブ系 | 332万円 |
事務/アシスタント系 | 318万円 |
販売/サービス系 | 307万円 |
*注: 美容師の平均年収は、厚生労働省の賃金構造基本統計調査によると約275~300万円程度とされています。 また、20代前半全体の平均年収は264万円とされています。
こちらは厚生労働省が出しているデータを元に作成していますが、美容師の年収は他の業種と比べ低くなっているという事実があります。
それに、美容師時代では、練習で使うカットウィッグやハサミ、コーム、ブラシ、その他の消耗品を実費で用意しなければならず、ただでさえ少ない手取りがもっと少なくなっていました。
ですが、転職をしてからはそういった消耗品を買うこともないので数字以上に使えるお金が増えた印象があります。
② 休みが増えてプライベートが充実した
美容師時代の休みは月に5〜6回、夜も遅くまで練習していたので、友人からの飲み会の誘いを断る事がほとんどで、飲みに行くことがあるとすれば、同じ美容師同士となることがほとんどでした。
ですが、転職してからは土日休みではありませんでしたが、休みも週休2日になり友達からの誘いも断ることが減りました。
仕事終わりに合流して飲みに行くことも出来るようになり、充実したプラベートを過ごすことが出来るようになったと思います!
③ 手荒れがなくなった
美容師の大半が悩まされる「手荒れ」。例外なく僕も悩まされました。僕が務めていたサロンではカラーシャンプーや薬剤を流すためのお流しにはグローブの着用が許可されていましたが、ただのシャンプーの時は外すように言われていました。
そんな環境では、完治することはなく、たまにある2日休みで多少マシになり、仕事を始めたら悪化するということを繰り返していました。
言うまでもなく、転職してからは手荒れに悩まされる事もなく、痛みやかゆみから開放されます!あの時の痛みや痒み、熱湯で手を洗って痒みを紛らわすというのは、もう経験したくないですね。
④ 福利厚生って素晴らしい!
美容師をやっていると福利厚生とは無縁だった気がします。
代表的な事でいえば「有給休暇」です。美容師以外のすべての業種で必ず有給休暇が取得出来るという訳ではないようですが、美容業界ではそもそも有給休暇に関する概念すらないことが多いと感じます。
僕が務めていたサロンでは、お客さんが午後から有給休暇を取得しご来店される事があったのですが、オーナー自ら「美容師には有給休暇とかないですからね〜」なんて話していましたから。
その時この業界のヤバさに違和感を感じましたね。
美容師を辞めたあと、結婚し子どもが生まれました。子どもの保育園の入学式や運動会、発表会など平日に行われる事が多かったですが、すべて半休をもらったり1日有給休暇を取得して参加することが出来ました。
きっと美容師をしていては得ることが出来なかったであろう子どもの成長を見ることが出来て、この時に本当に美容師を辞めてて良かったなと感じましたね。
⑤ 転職しても意外と美容師の経験が活かせる!
美容師を辞める時って結構不安が大きいと思うんです。
これまで美容師しかしてこなかった自分が他の職なんて出来るのかとか、他の資格やスキルもないのにやっていけるのかとか。
でも、美容師で培ってきた経験は、結構役にたっています。
例えば、接客技術などはどこに行っても使える技術です。全く人と関わらない業種はほぼないと思いますし、対お客様以外にも、対上司や同僚などとコミュニケーションを取るときなどに役にたちます。
あとは、嫌々やっていようと、目標達成のために日々努力出来ると言うのは他の職種に就いたとしても強みになります。
毎日スタイリストが帰らないと帰れないからと、練習していた事も無駄になりません。
正直、美容師の辛い環境で少しでも頑張れた人は、どの業種、職種に行っても大丈夫だと個人的には思います!
美容業界で頑張れたなら、どこでも通用しますよ!笑
美容師を辞めたデメリット|辞めて後悔するかもしれないこと
① 「美容師ならではのやりがい」が恋しくなる
美容師のやりがいとは、やっぱりお客様から喜んでもらえたり、笑顔になってくれることだと思います。それも自分が施術して変わった事に喜んでもらえた時は、本当に最高に嬉しくやりがいを感じる瞬間でしたね。
ここまでのやりがいを感じることは、なかなか他の職種ではないかもしれませんが、人に感謝されたり、喜んでもらえることは他にも沢山あります!
美容業界という小さな世界だけに目を向けず、広く色々な業界を知っていく事も大切かもしれません。
② 転職しても最初はゼロからのスタートになる
これは当たり前ですが、転職すれば1からのスタートになります。これまで美容師で何年経験があろうが、他の職種に行けば1年生です。年下が先輩になることも普通です。
そういった事がどうしても嫌だというのであれば、美容師を続けていくしかないですね。
実際私も、就職した先では高校卒業したてのような年下が上司になったり、大学卒業したての年下に教わったりなど普通にあります。
学生時代だと年齢がすべてにおいて優先されていたように感じますが、社会に出てからは年齢よりも経験が優先されると感じるようになりました。
③ 「手に職」がなくなる不安
よく親戚などに「手に職付けたからもう安心だな!」と言われた事があります。
確かに手に職があれば、収入が0になることはないでしょう。ですが、どんな事もやり続けていけば強みになります。それに、一度辞めて他業種を経験し、それでも美容師に戻れるというのが、資格がある強みでもあります。
資格を持ったら、ずっとその職に就かないといけないと考えず、いつでも戻れると柔軟に考えることの方が大切な気がします。
④ すぐに転職先が見つかるとは限らない
他業種への転職は、サロンを変える転職とは違い、簡単に決まるものではありません。
それこそ、自分の経験や強みや弱みを見つめ直して、どのように貢献できるかを話さなければいけない場面もあります。
一生懸命面接しても、落ちる事も多いでしょう。僕も初めて他業種への転職をして時は、「こんなに受からないものなのか…」と驚愕したのを覚えています笑
でも、職はあります!美容師での現状を変えたいのなら行動あるのみです!
美容師を辞める前に後悔しないためのチェックポイント
- ✅ 「辞めたい理由」を明確にする(人間関係?給料?労働環境?)
- ✅ 転職先の業界・仕事をリサーチする
- ✅ できれば働きながら転職活動を進める
- ✅ 辞めた後の生活をシミュレーションする(収入や働き方の変化)
この事に関してはこちらの記事を参考にしてみてください!

まとめ|美容師を辞めるのは「アリ」だけど、準備が大事!
僕が実際に美容師を辞めて感じたメリットは
・自由に使えるお金が増えた!
・休みが増えてプライベートが充実した!
・手荒れがなくなった!
・福利厚生って素晴らしい!
・転職しても美容師経験って意外と活かせる!
この5つでした。
逆に感じたデメリットは
・「美容師ならではのやりがい」が恋しくなる
・転職しても最初はゼロからになる
・「手に職」がなくなる不安
・すぐに転職先が見つかるとは限らない
の4つです。
ですが、これらのデメリットは美容師を辞めて得られるメリットに比べれば取るに足りないことだと僕は思います。
現状に不安があり、未来を変えたいと思うなら行動あるのみだと思いますし、僕はそう思って行動し変えることが出来ました。
リスクとリターンを自分なりに考えて選択していけるといいですね。
とはいえ、「何から始めたらいいかわからない…」という人もいるはず。
まずは、転職サイトに登録して求人をチェックするだけでもOK!
行動しない限り、今の現状は変わりません。
小さな一歩を踏み出すことが、未来を変える第一歩ですよ!
最後までお読みいただきありがとうございました!
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